ひらかたパークイルミネーション2024 – Flowering illumination –

ひらかたパークイルミネーション2024 - Flowering illumination -

2024年 インターナショナルイルミネーションアワード2024 イルミネーションイベント部門 優秀エンタテインメント賞 6位受賞

2023-2024 年にかけての冬季、ひらかたパークにて開催された【光の遊園地 Flowering illumination】。花と妖精のツリーをシンボルに、冬に咲かせる光の花をモチーフとしイルミネーションを制作した。音と光のフルプログラミングショーでは、色とりどりに咲き誇 る花や光と遊ぶ妖精を表現したショーを上演した。色の移り変わりで夜を彩り、おとぎ話の世界のように煌びやかな空間表現を目指している。

エリア全体の灯具制御により、ブルー・ピンク・ゴールドなど各色に包まれる世界の構築が可能となった。また、混色表現を試用し色とりどりの光で夜空を彩った。光の花はリデザインした新型を試用。華やかな花弁のイメージを切り込みによって表現し、灯具の表現の可能性を広げた

ランタン広場

写真スポットとして人気のランタン広場は、ゴールド色のLEDストリングスに加え、ピンク色のLEDストリングスを追加設置。また、チューブライトによる紋様表現も新たに設置し、大きな面での平面表現を行なった。近年流行している、シルエットでの写真撮影の場所としてより好まれるフォトスポットとなっている。

ランタンには手書きのアイコンが書き添えられている。ランタンが空に浮かぶ幻想的な夜を機械的ではないよう演出するため、こだわった細部の一つである。

バタフライガーデン

観覧車裏に位置する広場に蝶々を模したオブジェを設置した。蝶々のオブジェは観覧車側からと、反対のコースター側からと撮影が可能。観覧車側はベンチとなっており、反対は起立した状態での撮影を目的として制作した。

大きな蝶のオブジェの他に、小さな羽のオブジェも2基制作している。オブジェの前にはアイアンチェアを設置し、座れば誰でも妖精になれるというコンセプトで空間を創出した。

いちごと蔦を模したライトも、オリジナル制作品である。造作チームと造園チームの能力により、可愛らしいオブジェが完成した。

マジカルラグーン

光の泉としてイルミネーションをデザインしていたマジカルラグーンを、花と妖精をモチーフとしてリデザイン。2024の盤面には、蝶と花のタロットカードをイメージしたイラストを描画。花のお化けも立体製作し、不思議な世界に浸れるエリアとしてデザインしている。

占いボタンを設置し、来場者が体験できるイルミネーションとして、制作。『あたり』である中央の蝶に止まると、マジカルラグーンエリア全体を連動させた音と光のプログラムショーが始まる。写真下は花お化けとして制作された等身大の妖精オブジェ。花で彩られた本体は夜のラグーンに可愛らしさを添えた。

ローズガーデン

入口は華やかなピンクとゴールドで装飾した。園外からイルミネーションの様子が分かるよう、外の装飾も行なっている。

ひらかたパークイルミネーションは、昼間の装飾が美しく映えるよう、ひらかたパークの園芸チームによって植栽造園による装飾がされている。季節によって植え替えを行い、どの時期に訪れても花と光の美しい空間を楽しむことができる。

推し活エリア

7色展開された光の扉。推し活を応援する企画として新規制作した。
推しと一緒に撮影される姿が見られた。

ツリーデザイン試作

デザイン原画を切り絵にし、グラフィックの吟味を行った。花モチーフのツリーはゴージャスかつ煌びやかに見えるよう、繊細なラインでの装飾を心がけた。造作が複雑になる分、グラフィックはまとまりのある落ち着いたイラストを選択している。(制作画材:ミリペン・コピック)

妖精のイラストメモ

造作でつくる妖精のデザイン画。イルミネーション期間中のグッズにしたり、園芸チームとのイメージすり合わせに活用している。
特に造花で作る妖精のドレスは形や色の違いによって完成度が異なるため、ボリュームを作る箇所や絞るところなどを絵にすることによって方向性を決めている。

園内各所に設置した、クイズラリーの小箱。7つある小箱にはそれぞれ妖精が住み着いているという設定で、イラストを制作した。